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子どもたちの元気と笑顔をやさしく受け止める「要塞のような家」。

 秋の大祭“ちょうさ祭り”のにぎやかな空気感に包まれた観音寺。稲穂が揺れる穏やかな田園風景の一角に突如現れたのは、圧倒的な存在感を放つ黒い家。「祭りの仲間にもゴツイ家やなって言われます」と笑うご主人。何といってもオーダーしたのが〈要塞のような家〉だったから、この風貌はイメージ通りです。
 「色は黒。ただの四角い家はたくさんあるから、とにかくパッとみてグッとくる家を…と、礒野社長に伝えました。そして出てきたのが、この斜めに反り上がった家です」。
 空へ両手を広げるように大きくのびた左右対称の家はご主人のハートもググッとつかみ、プランは一発OK! ガルバ×サイディングで重厚感のあるスタイルに仕上げました。
 一方、室内は白をメインカラーにした軽やかなイメージ。広くて使い勝手のいいキッチンからはリビング、ウッドデッキ、庭へとつながり、開放感もたっぷり。「採れたよ~」と言いながら庭の菜園で収穫したピーマンをカゴいっぱいに持ってくる遥希くんの姿にも心がなごみます。
 また、子育て住宅ならではのアイデアが凝縮されているのもN邸の魅力。例えば散らかしがちになる玄関は、家族用・お客さま用と2つに分けているので、脱ぎっ放しの靴があっても扉を閉じればスッキリ。そしてキッチンには大容量のパントリーを備え、食品や食器だけでなく生活感の出る冷蔵庫もまるごと収納。さらに、2階にはブランコのある子ども部屋や花火が見えるバルコニーなど、暮らしをより快適に、より楽しくする工夫がたくさん詰まっています。
 元気に遊ぶ子どもの姿にたくましい成長を感じることができるNさんの住まい。それはまさしく〈心やさしい要塞の家〉でした。